FDMB Office Building #01
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- oita-city,Oita, Mar.2015
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都市で自然と共生するオフィス
Concept
都市の喧騒から一歩離れた静寂と癒しの空間、それがこの庭園を配した木造3階建てオフィスビルです。環境に優しく、温もりを感じられる木造建築は、最先端の耐震構法・SE構法によって設計され、高い安全性と耐震性を兼ね備えています。また、SE構法は立体解析による構造計算と構造躯体の強度が強いことから、木造の耐火建築物にも問題なく対応でき、この準防火地域においても木の現しが可能となっています。
都市部にありながら、敷地内に広がる庭園は、四季折々の自然を感じる憩いの場を提供し、働く人々や訪れる人々に心地よい空間を創出します。
また、環境に配慮した建材や省エネ設備を導入しており、持続可能な社会への貢献も意識されています。都市型のワークスペースでありながら、自然と調和した空間を提供するこのオフィスビルは、働き方に新しい価値観をもたらし、企業のブランドイメージを高める最適な選択肢です。
都市生活に癒しと活力を提供するオフィスで、新たなビジネスの可能性を広げてみませんか?
Skeleton Looks
こだわり抜かれたスケルトン
3階建と2階建が中庭とブリッジで繋がる、ユニークな事務所。
周辺は準防火地域でコンクリート造や鉄骨造が多数を占めるため、内側も外側も、木のぬくもりを感じられるデザインに。
木材の柔らかい質感と開放感のある設計は、クリエイティブな発想を促進し、チームのコミュニケーションを活性化させます。さらに、自然光を最大限に取り入れた窓の配置や、庭園を望むテラスやバルコニーが設けられており、室内外の境界を曖昧にするデザインが特徴です。これにより、オフィスでの長時間の仕事もストレスを軽減し、生産性を高めることができます。
Infill Looks
こだわり抜かれたインフィル
柱と梁を木の現しとすることで、洗練された空間の中にも心地の良い温かみが感じられる木造オフィス。
性能について
耐震構法SE構法
SE構法は、柱と梁で支えるラーメン構法を可能とし「大空間・大開口」を確保することができます。ツーバイシックスの壁式工法と比較して、壁を少なくすることができ、今まで高コストの鉄骨造でしか実現できなかった広大な自由空間が実現できます。高い耐震性能を確保しながら、設計の自由度があるのが最大の特徴。ガレージハウスや、スキップフロア、大きな窓が欲しいなどのご要望にお応えできます。
構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3
FDMでは最高の備えである「構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3」を全ての住宅に義務付けています。構造計算とは、地震や災害に対して、変形や倒壊しないかを科学的に検証する計算のことで、建築基準法の定めでは、ほとんど全ての木造住宅は構造計算を行わなくてよいことになっています。FDMは耐震性と耐久性を持つ「永く続く器」をつくるために、全ての住宅で構造計算を行っています。
許容応力度計算による構造計算とは?
耐震等級2以上を確保するには「性能表示計算」か「許容応力度計算」による構造計算が必要になります。
ではこの2つの違いとはなんでしょう。
耐震等級3で同じような家を設計する場合、性能表示計算と許容応力度計算では、詳細な作業を必要とする許容応力度計算の方がたくさんの耐力壁を必要とする計算結果が出ます。
性能表示計算で建てた耐震等級3が、許容応力度計算と同じ量の耐力壁を必要としているなら問題は無いと言えます。
しかし実際は、耐力壁一つだけを見ても、許容応力度計算よりも、常に少なくなるのが性能表示計算の現状です。
つまり、同じ耐震等級3であっても、性能表示計算で建てた家よりも許容応力度計算を行った家の方が地震に強いのです。
Blueprint
- 所在地
- 大分県大分市
- 延床面積
- 482.2㎡
- 敷地面積
- 632.1㎡
- 竣工日
- 2015年3月