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木造非住宅建築〜脱炭素社会における木造化・木質化の取り組み

Date
24.12.17
Category
Tag
#脱炭素化社会 #木造非住宅建築 #SE構法
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木造非住宅建築とは?

木造非住宅建築は、住宅以外の用途、たとえば学校、オフィス、商業施設、福祉施設などに木材を主な建築材料として使用した建物のことを指します。
この分野は近年注目を集めており、環境や社会、経済の観点からもその価値が高まっています。

木造建築の最大の特徴は、木材が持つ自然の温もりと柔らかな質感です。
これにより、利用者に心地よい空間を提供します。さらに、木材は軽量で加工がしやすいため、設計の自由度が高く、ユニークなデザインや構造を実現できます。

耐久性や防火性能についても技術が進歩しており、最新の木造建築ではこれらの課題をクリアする新素材が登場し、大規模で耐久性の高い木造非住宅建築が可能になっています。

大規模木造非住宅建築例:「無印良品 唐津」 無印良品 日田と共に大規模木造建築で日本初の『ZEB』認証を取得※1

木造非住宅建築の社会的意義

木造建築は、地球環境への負荷を軽減するだけでなく、社会的にも多くのメリットを提供します。
たとえば、木材を使用した建築現場は、鉄骨やコンクリートと比較して騒音や粉じんが少なく、周囲の環境への影響が小さいという特長があります。

また、木造建築は地域産業との結びつきが強く、地元で生産された木材を利用することで地域経済を活性化させる効果があります。
さらに、木造の空間は心理的にもリラックス効果があり、教育施設や医療施設での採用が増えています。

木造非住宅建築を選ぶメリット

木造非住宅建築には多くのメリットがあります。

コスト面での柔軟性
木材は軽量で加工が容易なため、施工期間の短縮が可能です。
その結果、全体的な建築コストを抑えることができます。

快適性
木材の持つ調湿性や断熱性により、室内環境が快適に保たれます。
また、木材の温かみのある見た目や手触りが、利用者に安心感を与えます。

持続可能性
環境負荷の低い材料を選ぶことで、SDGs(持続可能な開発目標)達成にも寄与します。
企業や団体にとっては、社会的責任を果たす手段としても価値があります。

FDMと木造非住宅建築

木造非住宅建築は、環境と人、そして経済のバランスを取る次世代の建築スタイルです。
私たちはこれまで多くの木造非住宅建築プロジェクトに携わり、その可能性と価値を実感してきました。

これからも木の持つ力を最大限に活かし、持続可能で魅力的な空間を提供していきます。
皆さまのプロジェクトが、地球と社会に優しい未来の一歩となるよう、ぜひ私たちにご相談ください。

※1 『ZEB』認証:ZEBはネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略で、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロかマイナスにすることを目指した建物を指し、今回は4段階ある定義のうち一番エネルギー消費が少ない『ZEB』となります。本認証は、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)における性能評価の認証で2024年1月10日に認証を取得しています。