FDMB Office building #03
- Info
- Rokubo,Oita-city,Oita, Dec.2024
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Story
開放感と安心感が共存する次世代の木造オフィス
都市部からさほど離れていない、住宅街と商業施設が混在するエリアに建つ木造2階建オフィス。
水平ラインを基調としたファサードは、街並みに凛とした存在感を放ちつつも、やわらかな木の風合いと植栽の緑が、訪れる人に心地よさと安心感を与えます。構造には大スパンと耐震性を両立するSE構法を採用し、開放感と安心感を両立。木の温もりが感じられる内外観は、集中とリラックスのバランスがとれた快適なオフィス空間を実現しています。デザイン性と機能性を兼ね備えたこの木造オフィスは、未来の働き方に寄り添う、新たな拠点となります。
Skeleton Looks
木造2階建オフィス
大開口窓は眺望性と採光性、高い断熱性能、意匠性も備えています。大きなスパンを飛ばせるSE構法ならではの空間提案です。



Infill Looks
自由度の高いレイアウトが可能なオフィス空間
SE構法により大開口・大スパンを実現。開放感と木の温もりを感じられるオフィスデザイン。








住宅の性能について
耐震構法SE構法
SE構法は、柱と梁で支えるラーメン構法を可能とし「大空間・大開口」を確保することができます。ツーバイシックスの壁式工法と比較して、壁を少なくすることができ、今まで高コストの鉄骨造でしか実現できなかった広大な自由空間が実現できます。高い耐震性能を確保しながら、設計の自由度があるのが最大の特徴。ガレージハウスや、スキップフロア、大きな窓が欲しいなどのご要望にお応えできます。
耐震等級3の家
FDMでは最高の備えである「構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3」を全ての住宅に義務付けています。構造計算とは、地震や災害に対して、変形や倒壊しないかを科学的に検証する計算のことで、建築基準法の定めでは、ほとんど全ての木造住宅は構造計算を行わなくてよいことになっています。FDMは耐震性と耐久性を持つ「永く続く器」をつくるために、全ての住宅で構造計算を行っています。
許容応力度計算による構造計算とは?
耐震等級2以上を確保するには「性能表示計算」か「許容応力度計算」による構造計算が必要になります。
ではこの2つの違いとはなんでしょう。
耐震等級3で同じような家を設計する場合、性能表示計算と許容応力度計算では、詳細な作業を必要とする許容応力度計算の方がたくさんの耐力壁を必要とする計算結果が出ます。
性能表示計算で建てた耐震等級3が、許容応力度計算と同じ量の耐力壁を必要としているなら問題は無いと言えます。
しかし実際は、耐力壁一つだけを見ても、許容応力度計算よりも、常に少なくなるのが性能表示計算の現状です。
つまり、同じ耐震等級3であっても、性能表示計算で建てた家よりも許容応力度計算を行った家の方が地震に強いのです。

断熱等性能等級とは?
断熱等性能等級とは、建物や住宅の断熱性能を評価する基準のことです。等級が高いほど、外気の温度変化や風の影響を受けにくくなり、室内の快適さを維持しやすくなります。また、高い等級の建物はエネルギー効率も良くなり、暖房や冷房の使用量を減らすことができます。
断熱等級は、無断熱の等級1~最高ランクの等級7まで、UA値によって7段階に分類されます。そのうち等級5~7は、2022年に「上位等級」として創設されました。
断熱等級が高い住まいは消費電力が少ないため、国は地球温暖化対策の取り組みとして2025年までにすべての新築戸建て住宅において断熱等級4以上を義務化することを目指しています。

一次エネルギー消費量とは?
一次エネルギー消費量の性能とは、建物や住宅が使用するエネルギーの量を評価する指標です。一次エネルギーは自然から取り出したエネルギーであり、例えば石炭や石油、天然ガスなどが含まれます。一次エネルギー消費量の性能が低いほど、建物がエネルギーを効率的に使用していることを示します。つまり、同じ快適さや機能を提供するために必要なエネルギー量が少なくなるのです。建物や住宅が低い一次エネルギー消費量の性能を持つと、環境への負荷を軽減できるだけでなく、エネルギー費用も節約できます。一次エネルギー消費量の性能評価は、持続可能な建築やエネルギー効率の向上に貢献します。
- 所在地
- 大分県大分市六坊北
- 工法・構法
- 耐震構法SE構法
- 用途・防火
- 第1種住居地域・準防火地域
- 規模
- 木造2階建
- 延床面積
- 228.55㎡
- 耐震等級
- 3(最高等級)
- 竣工日
- 2024年12月
- 設計・施工
- FDM株式会社