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Hita city,Oita, Sep.2024
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『ZEB』化 木造店舗建築

Concept

無印良品初の木造建築店舗、国内初大規模木造建物で『ZEB』認証取得
「無印良品 日田」

良品計画は、グループ企業である株式会社MUJI HOUSE(東京都文京区/代表取締役社長 堂前宣夫)が設計し、「無印良品の家」でも採用している耐震性能に優れた木造ラーメン構造である「SE構法」により大規模木造店舗を実現するとともに、省エネ・創エネ技術を組み合わせることによって『ZEB』評価を取得しました。
高性能断熱素材を含む木造の屋根や外壁の仕様、および、人感/CO2センサーで換気量や温度を最適に管理できる高効率な空調設備により、必要なエネルギー総量を削減します。同時に、太陽光発電と蓄電池を活用し、施設内で使用するエネルギーを創り出すことで、各店舗空間における一次エネルギー消費量のゼロ化を実現します。
(2024年8月29日 株式会社良品計画 News release より一部抜粋)

無印良品 日田

九州産の木材を活用した店舗

木材を通した地域コミュニケーションや環境配慮の観点から、店舗の外装、店内の内装や休憩スペースなどの一部には九州産の木材を使用しています。また、店内のベンチの一部は、唐津市、日田市の切株、丸太を使用しています。

〒877-0000
大分県日田市大字庄手字堤ノ外648ー71

Infill Looks

無印良品の木造建築の実績と技術

MUJI HOUSEでは、2003年より「無印良品の家」を中心とした建築事業を行っており、これまで約3,000棟以上の木造住宅の建築実績があります。木のもつ天然素材ならではの温かみを生かした設計/デザインと、耐震性の高い木造建築物を建築する技術「SE構法」を採用してきました。SE構法は大規模な木造建築物の技術を基に開発された技術であり、耐震性の高さ、従来の在来工法では実現が難しい大空間を実現することができます。

これらの実績と技術を持ち合わせていることで、ムダのない実質本位の木造店舗(建物)を建築することが可能となっています。

『ZEB』化木造店舗建築

ZEB(ゼブ)とは、「net Zero Energy Building」の略称で、建物内で消費するエネルギー量を限りなくゼロにする建築のことを指します。
無印良品は店舗の建設において、断熱性の優れた木造の外皮と設備の効率化によるエネルギーを消費しない設計、太陽光発電によるエネルギーの自給自足で、商業建築のZEB化を推進しています。

1.エネルギーは±0
高性能断熱材を含む木造の屋根や外壁の使用、および、人感/CO2センサーで換気量や温度を最適に管理できる高効率な空調設備により、必要なエネルギーの総量を削減します。同時に、太陽光発電と蓄電池を活用し、建物内で使用するエネルギーを創り出すことで、エネルギー消費量のネットゼロ化を実現します。

2.耐震性と空間の自由度を備えた建築設計
SE構法とは、強度が高く品質の安定した構造用集成材を「SE金物」で剛接合することで、耐震性の高い空間を設計できる木造ラーメン構造です。柱、梁、最低限の耐力壁で強度を確保できるため、耐震性を保ったまま、開放的で自由度の高い空間を実現できます。

3.災害時の被災者支援機能
高い耐震性を保持する空間と、エネルギーを創出できる大型木造建築物は、用途によって被災者支援の拠点としても活用が可能です。無印良品の防災プロジェクト「いつものもしも。」で培った知見も生かし、災害時を想定した店舗設計を行うことで、あらゆる状況下で地域に役立つ店舗を目指します。

名称
無印良品 日田
建設地
大分県日田市
構造
木造平屋建て(SE構法)
延床面積
2,625㎡