FDMB 高齢者施設・ケアセンター
- Info
- Nakatsu city,Oita, 2018
- Tags

大規模木造非住宅建築
Concept
環境に優しく、断熱性にも優れる木造建築が高齢者施設に求められています。
本格的な高齢化社会を迎えて施設ニーズの増加が見込まれるなかで、さまざまなメリットを持つ木造建築は高齢者施設に最適と言えます。
高品質で低コスト、短工期が求められる高齢者施設を、確実に設計・施工するために、「システム化された木造」であるSE構法を採用しています。
Skeleton Looks
有料老人ホーム和奏


Infill Looks
こだわり抜かれたインフィル
現しの梁などから伝わる木の温もりが、入居者やその家族から好評を得ています。安全、清潔を重視する高齢者施設はどうしても無機質な印象になりがちですが、木造化・木質化により雰囲気を高めています。





Design
SE構法の高齢者施設「有料老人ホーム和奏」の意匠設計
「有料老人ホーム和奏(かなで)」では、入居者はトイレ・洗面付き個室で生活しながら、日中は併設されたデイサービスで機能訓練やレクリエーションに参加できます。
意匠設計のポイントは下記です。
・配置・平面計画は、なるべく多くの個室を、なるべくシンプルな導線で並べるため、建物は敷地の北側に寄せてL字形に配置しています。
・屋根形状を寄棟とした外観デザインです。
・老人ホーム部分は、建物の中央部に食事・談話室や管理書室等の共用部を配置して、東西のそれぞれの個室群にアプローチする計画となっています。入居者、職員の移動距離に配慮した動線計画となっています。
・デイサービス部分は、採光条件の良い南側のデイサービスを中心に、北側に相談室や静養室、水廻り、西側に浴室や脱衣室を設置して、機能的な平面計画となっています。
・要となる角の部分にスタッフが使う部屋をまとめており、ここから建物の両翼に見通しが効くので、スタッフにとって利用者を見守りやすい空間構成になっています。

この高齢者施設では、室内に梁を現しとした空間があります。
これは「燃えしろ設計」によるものです。
燃えしろ設計とは、木製の柱・梁について、火災時に燃えるであろう厚みをあらかじめ構造上必要な断面に付加する手法です。
これは燃え進み方が緩慢な木造の性質を工学的に評価したもので、木材による木材の耐火被覆のイメージです。
準耐火建築物であれば、燃えしろ設計により木造の構造体を現しにすることができます。
SE構法では独自の計算方法により「梁幅を変えずに梁せいを上げるだけ」の燃えしろ設計が可能ですので、特注材などを用いることなく構造材コストの上昇は最小限に抑えられることも大きなメリットです。
- 所在地
- 大分県中津市
- 工法・構法
- 耐震構法SE構法
- 耐火要件
- 省令準耐火建築物
- 延床面積
- 2,192㎡
- 竣工年
- 2018年
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