NGR 別府ホテル塒
Case No. 001
- Info
- -, -
- Tags
Story
街の分散したホテルとして
このホテルには何もありません。 別府では旅行者の多くが温泉やお食事を滞在する宿で楽しみます。でも、別府ホテル塒(ねぐら)には温泉も、レストランもありません。 そのヒントは近年イタリアで進む、ある「宿の考え方」にありました。 イタリアでは、街全体をホテルの敷地と見立てて一連の体験を楽しむ、アルベルゴ・ディフーゾの考え方が大きく広がってきています。旅のメインが1つの宿で完結するのではなく、街に溢れる歴史や文化に積極的に触れることで、更に魅力的な体験となることに、多くの人が気づき始めていると言えます。 絶品グルメ、そして日本一の温泉数として知られる別府市で「おこもりステイ」はもったいない。別府ホテル塒(ねぐら)は、街全体をいわゆる「旅館」と見立て、その内の「宿泊」体験に特化できるデザインを企画しました。