ACH 「光を住まう家」
- Info
- Oita city,Oita, Apr.2025
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Story
大きな窓と吹抜からあふれる自然光の暮らし。
「いつか子どもが“実家が一番だ と思える家を建てたい ー」
大きな窓と吹抜のあるリビングは、オーナーご家族の原風景から生まれました。
幼い頃から自然と家族が集まり、何気ない時間を共に過ごす場所。そこには、安心と心地よさ、そして「帰りたくなる理由」がありました。
その記憶を受け継ぎ、この住まいにも大きな窓から降りそそぐ光と、吹抜を抜ける風が家族を優しく包み込みます。
時を経ても変わらない居心地のよさがあり、ふと「やっぱりこの家が一番好き」と思える。
光とともに暮らし、家族の記憶を紡いでいく。
ここは、何歳になっても帰りたくなる「光を住まう家。」です。
Skeleton Looks
大開口が描く、モダンな佇まい
シンプルモダンの端正な外観に、南面の大開口が伸びやかさを添える住まい。
LDKからシームレスにつながるテラスは、日常を広げるもうひとつのリビングです。
外壁に守られた中庭は、近隣の視線を気にせず食事やバーベキューを楽しめるプライベートなアウトドア空間。
大きな窓からは光が満ち、LDKと吹抜を介して2階のセカンドリビングまでも明るく開放的に結びます。
内と外が自然に溶け合い、家族の時間を豊かに育む。
この家は、シンプルさの中に心地よさと上質さを宿す、凛とした佇まいです。



Infill Looks
吹抜けと大開口で、光あふれるLDK
2階から続く勾配天井の吹抜けと南向きの大開口が、LDK全体に明るさと開放感をもたらします。内観インテリアは、ブラックとウォルナットの木色で統一され、上質さと機能性を両立させています。
オーナー様が打合せ前からこだわり抜いたのは、キッチンと洗面台の仕様。大きなセパレートキッチンはリビング収納も兼ねており、生活感を抑えながら空間をすっきりと保つ工夫がされています。
さらに、キッチンからパントリー・ファミリークローゼット、そして玄関へとつながる回遊動線を確保。家事や育児の動きがスムーズになり、毎日の暮らしがより快適に。
美しさと機能性を兼ね備えた設計が、家族の心地よい毎日を支えます。









- 耐震等級
- 3 (許容応力度計算による)
- 耐風等級
- 2
- ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)
- 適合
- 断熱性能
- 等級5|ZEH水準 ※断熱性能等級は当社の2021年平均値より算出しています。
- エネルギー消費性能
- 等級6|一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策が講じられている
住宅の性能について
耐震構法SE構法
SE構法は、柱と梁で支えるラーメン構法を可能とし「大空間・大開口」を確保することができます。ツーバイシックスの壁式工法と比較して、壁を少なくすることができ、今まで高コストの鉄骨造でしか実現できなかった広大な自由空間が実現できます。高い耐震性能を確保しながら、設計の自由度があるのが最大の特徴。ガレージハウスや、スキップフロア、大きな窓が欲しいなどのご要望にお応えできます。
耐震等級3の家
FDMでは最高の備えである「構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3」を全ての住宅に義務付けています。構造計算とは、地震や災害に対して、変形や倒壊しないかを科学的に検証する計算のことで、建築基準法の定めでは、ほとんど全ての木造住宅は構造計算を行わなくてよいことになっています。FDMは耐震性と耐久性を持つ「永く続く器」をつくるために、全ての住宅で構造計算を行っています。
許容応力度計算による構造計算とは?
耐震等級2以上を確保するには「性能表示計算」か「許容応力度計算」による構造計算が必要になります。
ではこの2つの違いとはなんでしょう。
耐震等級3で同じような家を設計する場合、性能表示計算と許容応力度計算では、詳細な作業を必要とする許容応力度計算の方がたくさんの耐力壁を必要とする計算結果が出ます。
性能表示計算で建てた耐震等級3が、許容応力度計算と同じ量の耐力壁を必要としているなら問題は無いと言えます。
しかし実際は、耐力壁一つだけを見ても、許容応力度計算よりも、常に少なくなるのが性能表示計算の現状です。
つまり、同じ耐震等級3であっても、性能表示計算で建てた家よりも許容応力度計算を行った家の方が地震に強いのです。

断熱等性能等級とは?
断熱等性能等級とは、建物や住宅の断熱性能を評価する基準のことです。等級が高いほど、外気の温度変化や風の影響を受けにくくなり、室内の快適さを維持しやすくなります。また、高い等級の建物はエネルギー効率も良くなり、暖房や冷房の使用量を減らすことができます。
断熱等級は、無断熱の等級1~最高ランクの等級7まで、UA値によって7段階に分類されます。そのうち等級5~7は、2022年に「上位等級」として創設されました。
断熱等級が高い住まいは消費電力が少ないため、国は地球温暖化対策の取り組みとして2025年までにすべての新築戸建て住宅において断熱等級4以上を義務化することを目指しています。

一次エネルギー消費量とは?
一次エネルギー消費量の性能とは、建物や住宅が使用するエネルギーの量を評価する指標です。一次エネルギーは自然から取り出したエネルギーであり、例えば石炭や石油、天然ガスなどが含まれます。一次エネルギー消費量の性能が低いほど、建物がエネルギーを効率的に使用していることを示します。つまり、同じ快適さや機能を提供するために必要なエネルギー量が少なくなるのです。建物や住宅が低い一次エネルギー消費量の性能を持つと、環境への負荷を軽減できるだけでなく、エネルギー費用も節約できます。一次エネルギー消費量の性能評価は、持続可能な建築やエネルギー効率の向上に貢献します。
自然素材のダブル断熱
原料の約80%が新聞紙の木質繊維系多機能セルロースファイバー「デコスファイバー」と木を主原料とした木繊維断熱材「ECOボード」のダブル断熱でG2グレードの高断熱性能を実現。木質繊維が持っている吸放湿特製で年間を通じて快適な湿度を保ち、高い吸音効果も期待できます。

パッシブデザイン
自然の力で快適な住まい
は強い日差しの影で家の中を吹き抜ける心地よい風を味方にする。冬は冷たい外気を遮断しつつ家の中まで太陽の温もりをしっかりと取り込む。自然の力を最大限活用する設計思想。それが「パッシブデザイン」の家づくりです。 (下図はECO#2 自然素材で包む家)

- 所在地
- 大分県大分市
- 規模
- 木造2階建
- 延床面積
- 123.74 ㎡
- 坪数
- 37.43坪
- 工法
- 耐震構法SE構法
Project
FDM Architects
About
建築がそこに現れる時、新しい風景が生まれます。Architectsプロジェクトでは、FDMの建築家とつくる普遍性のあるデザインの中、一邸一邸ごとに光と風を計画し、情緒と愛着、そして耐震性や環境性能といった要素が両立する長く愛せる資産価値の高い建築を実現します。
