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ECO

Case No. 001

Info
Kamimunakata,Oita, Mar.2020

自然を味方にする家づくり

この住宅は、真南に道路があり、奥に長い敷地形状をしています。全面道路から多少高い配置が可能なため、南面に大きな集熱窓を設けています。これにより冬は暖かい陽射しを、夏には涼しい風を住まいに取り込むことで、自然のエネルギーを最大に活用するパッシブデザインの考え方が十二分に取り入れられています。窓を調整することで、夏は強い日差しの影で家の中を吹き抜ける心地よい風を味方にする。冬は冷たい外気を遮断しつつ家の中まで太陽の温もりをしっかり取り込む設計を行いました。

私も、自然も美しく

世界基準の木質断熱材を使用するEcoプロジェクトの住宅は環境に優しく室内環境に優れた暮らしを実現します。木質断熱材を使用することで、化学系では不可能な建築のライフサイクルを通じての省エネルギー・省資源・リサイクル・有害物質の排出抑制を図り、周辺環境と調和した、省エネルギーかつ長寿命である家づくりを進め、地球環境に貢献します。また、将来にわたって持続できるメンテナンス性の高い外壁材を使用しています。
また、当然の様に許容応力度計算による最高性能の耐震、耐風性を有し、世代を超えて住み継がれるために、「ロングライフ」の家づくりを実現しました。

Skeleton Looks

長く住まえることが、環境にやさしい

どんなに素晴らしい性能を持つ断熱材であっても、住む人の健康に害を及ぼしたり、将来取り壊す時に環境破壊につながる素材は使用してはなりません。「使うべきもの」、「使ってはならないもの」を定め、環境と未来に生きる子供たちのために、負担を残さない木質系断熱材を使用しています。断熱材の上に直接左官仕上げを行うこの工法は、将来にわたっても部分メンテナンスが可能で、クラックに対しても高い耐久性と保証を合わせ持ちます。

Infill Looks

いつも家族の気配を感じられるリビング

大きな吹き抜けが特徴のこの住宅は、吹き抜けと2Fのフリースペースが繋がることで、ちょうど良い距離間で家族の気配を感じることができます。R壁はまたデザイン性とともに、冬の日差しをダイニングまで届ける工夫の一つとして採用しています。インテリアのトーンは自然素材のナチュラルなトーンでまとめています。質感の高い土の塗壁をキッチン・ダイニングの天井からR壁まで塗って仕上げ、木質断熱材の調湿・消臭効果を活かした、家全体で呼吸をする住宅です。

Blueprint

Online Room Tour

耐震等級
3 (最高等級:許容応力度計算による)
耐風等級
2 (最高等級)
温熱等級
4 (最高等級)
温熱地域区分
6地域
年間日射量地域区分
4地域
UA値(外皮平均熱貫流率)
0.44
ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)
0.8
ηAH値(暖房期の平均日射熱取得率)
2.5
C値
0.60
Q値(熱の逃げにくさ)
1.53
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)
適合
断熱性能
6 / 7
等級6|熱損失などの著しい削減のための対策がとられている
一次エネルギー消費量
500.81 MJ/(m2・年)
エネルギー消費性能
6 / 6
等級6|一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策が講じられている

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー工法は、地震の力をバランスよく分散させる「六面体構造」を基本とする工法です。地震の力を1点に集中させず、家全体にバランスよく分散させることで、建物の変形を防ぐことができます。住宅を建設する際も、釘の色やピッチなどでしっかりと確認ができる点もこの工法の特徴です。

耐震等級3の家

FDMでは最高の備えである「構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3」を全ての住宅に義務付けています。構造計算とは、地震や災害に対して、変形や倒壊しないかを科学的に検証する計算のことで、建築基準法の定めでは、ほとんど全ての木造住宅は構造計算を行わなくてよいことになっています。FDMは耐震性と耐久性を持つ「永く続く器」をつくるために、全ての住宅で構造計算を行っています。

許容応力度計算による構造計算とは?

耐震等級2以上を確保するには「性能表示計算」か「許容応力度計算」による構造計算が必要になります。
ではこの2つの違いとはなんでしょう。
 
耐震等級3で同じような家を設計する場合、性能表示計算と許容応力度計算では、詳細な作業を必要とする許容応力度計算の方がたくさんの耐力壁を必要とする計算結果が出ます。

性能表示計算で建てた耐震等級3が、許容応力度計算と同じ量の耐力壁を必要としているなら問題は無いと言えます。
しかし実際は、耐力壁一つだけを見ても、許容応力度計算よりも、常に少なくなるのが性能表示計算の現状です。

つまり、同じ耐震等級3であっても、性能表示計算で建てた家よりも許容応力度計算を行った家の方が地震に強いのです。

断熱等性能等級とは?

断熱等性能等級とは、建物や住宅の断熱性能を評価する基準のことです。等級が高いほど、外気の温度変化や風の影響を受けにくくなり、室内の快適さを維持しやすくなります。また、高い等級の建物はエネルギー効率も良くなり、暖房や冷房の使用量を減らすことができます。

断熱等級は、無断熱の等級1~最高ランクの等級7まで、UA値によって7段階に分類されます。そのうち等級5~7は、2022年に「上位等級」として創設されました。

断熱等級が高い住まいは消費電力が少ないため、国は地球温暖化対策の取り組みとして2025年までにすべての新築戸建て住宅において断熱等級4以上を義務化することを目指しています。

一次エネルギー消費量とは?

一次エネルギー消費量の性能とは、建物や住宅が使用するエネルギーの量を評価する指標です。一次エネルギーは自然から取り出したエネルギーであり、例えば石炭や石油、天然ガスなどが含まれます。一次エネルギー消費量の性能が低いほど、建物がエネルギーを効率的に使用していることを示します。つまり、同じ快適さや機能を提供するために必要なエネルギー量が少なくなるのです。建物や住宅が低い一次エネルギー消費量の性能を持つと、環境への負荷を軽減できるだけでなく、エネルギー費用も節約できます。一次エネルギー消費量の性能評価は、持続可能な建築やエネルギー効率の向上に貢献します。

所在地
大分県大分市大字上宗方980−45付近
建築面積
73.31m2(22.18坪)
延床面積
120.96m2(36.60坪)
敷地面積
180.14m2(54.49坪)
1階
62.10m2(18.78坪)
2階
58.86m2(17.81坪)
建ぺい率
50%
容積率
100%
階数
2階
想定家族構成
夫婦+子供2人
構造
ツーバイシックス工法
耐震等級
3(最高等級)
耐風等級
2(最高等級)
温熱等級
4(最高等級)
温熱地域区分
6地域
年間日射量地域区分
4地域
用途地域
第一種低層住居専用地域
防火地域
指定無し
換気
ダクトレス全熱交換式第一種換気システム 熱交換率90%
給湯
電気ヒートポンプ給湯器(Co2冷媒) 年間給湯保温効率3.3%(JIS)
照明
すべての機器においてLEDを使用
一次エネルギー消費量
500.81 MJ/(m2・年)
Q値(熱の逃げにくさ)
1.53 W/m2K
UA値(熱の逃げやすさ)
0.44 W/m2K
C値(すき間の面積)
0.60 cm2/m2
ηAH値(冬の日射熱取得量)
2.5
ηAC値(夏の日射熱取得量)
0.8