FDMR
Case No. 005
- Info
- Akeno,Oita, March.2023
- Tags
Story
4LDKから2LDKへ、住まいのゆとりと機能性を取り戻す
大分市明野の伸びやかなロケーションが眼下に広がるパークサイドに建つ築26年のマンションの一室。90.36㎡の広い区画に施主のライフスタイルを落とし込むことからプランニングがスタートしました。
既存の4LDKの間取りは単に部屋数が多いだけで使いにくい。そこで、あえて部屋数を減らした2LDKとし、各部屋に余裕をもたせつつ、パントリー、ウォークインクローゼットやランドリースペースなど足りない機能を追加しながら、頭の中の理想の生活を具体的なかたちにしていきました。
室内にゆとりがでたきたことで、隣接する公園の伸びやかな雰囲気が住まいにも継承され、内部と外部の住環境のギャップを解消するリノベーションとなりました。
Infill Looks
スペースと素材と光が移ろう現代的な生活空間
室内の素材には、ナラ天然木突板の床、カウンター材には天然木の集成材、ランワン合板を壁のアクセントにするなど、経年変化を愉しめる素材を使用。強い光が差し込む南側のサッシ面には内障子を設け、素材と光が移ろう室内となっている。そして、床座を畳とするなど、機能的要件から和の要素を採用したことで、和とも洋ともつかない現代的な生活空間を実現している。
スペースについては、畳や書斎スペースを併用したオープンなLDKとし、主寝室は将来子供部屋を2室使用できるよう余裕をもたせる一方、水廻りなどの洗面やラドリースペースは必要最低限のスペースとしてメリハリのあるゾーニングとした。また、新たに追加したウォークインクローゼットやランドリースペースは浴室からスムーズな家事導線になっており、土間収納からランドリースペースにかけて風の流れを考慮した配置となっている。
Blueprint
- 所在地
- 大分市明野西
- 家族構成
- 夫婦+子ども1人
- 種別
- リノベーション(マンション区画)
- 竣工
- 2023年3月
- 費用
- 1,000~1,500万円
- 構造
- RC
- 規模
- ー
- 建築面積
- ー
- 延床面積
- 90.36㎡
- 設計期間
- 2022.09-2022.11
- 施工期間
- 2022.12-2022.02