It FDM「私の仕事。」 vol. 1
Vol. 1
It FDM「私の仕事。」
FDMで、自分らしく働いているスタッフを紹介するこの連載。
初回となる今回は、特建生産部で課長を務める一村誠(いちむら まこと)さんにお話を伺いました。
マンションやビルなど、大規模な建設現場で監督を務める一村さん。そのお仕事に対する向き合い方は、今までの経験で培われた「プロの目線」が存在しました。
一村 誠 (Makoto Ichimura)
生産部 特建生産一課 課長
大分県立鶴崎工業高等学校出身。卒業後、関東にて約20年ビル建設を中心に様々な現場に携わったのち、大分へ帰郷。FDMでは賃貸マンションなど大規模建設現場を中心に監督を務める。
建築関係一家で誕生。気づいたら自分も「その道」を志すように
現場監督になったきっかけは、自身が育った環境が大きく影響していると思います。父は内装関連の職人・祖父は大工・叔父も現場関連の仕事と建築(建設)一家の中で育ち、中学生の頃には自分もその道を志すことを決めていました。高校も専門分野の学科に進学。卒業後、上京し様々な現場で見習いとしてキャリアを積んでいきました。
現場監督として約20年。そのキャリアが自分の背中を支えてくれた
不思議なことに、かなりの年月この業界に携わっているのですが「現場監督を辞めたい。」と思ったことが一度も無いんです。昔、僕が20代の頃なんかは厳しい先輩も多く、まるで戦場のような環境の中で仕事をしていました・・・。(笑)もちろん、仕事をしていると悔しかったり辛かったりすることは沢山あったのですが、現場は明るくて面白い方たちばかりだったので、たわいもない会話が息抜きになったり、仕事後に飲み会に誘われることもちらほら。そうしているうちに仕事も楽しくなっていって、そこでの経験も段々と自信に変わり自分を後押ししてくれました。だって、なにもないさら地からスタートして、杭打っていって、自分の何倍もの大きさのモノ(建物)ができて・・・。これって凄いことじゃないですか。建物というのは、一度出来上がるとその地にはもちろん地図にも残り続けます。最後の引き渡しの時にお客様からの「ありがとう」を頂けたときは、それはもうなんとも言えない達成感に溢れますね。「現場を担当して良かった。」と思います。
情報社会だからこそ大切にしていきたい「現場の仲間」
僕は、自身の部下はもちろんですが同じ現場で携わってくれる業者様っていう存在は本当に大切だと感じます。今や、パソコンやスマートフォン一つで情報収集はもちろん、数字の管理も簡単にできる便利な時代です。もちろん、効率面というところではかなり助かりますし、業務の生産性も上がりますが、「人情」というところでは補えない。データや紙の上では完結できない付き合いってあると思います。業務連絡ではなくても、ちょっとした馬鹿話でもいいんです。逆に、そういう会話をすることで、業務の質や成果が上がったりする。コロナ禍が明けたからこそ、面と向かって沢山コミュニケーションをとる。人の手ありきのモノ(建物)ですからね。私の仕事に限らずですが、情報社会の時代だからこそ、大切にしていきたいです。
【一村さんの一日の流れ】
AM 8:00
朝礼は一日をスタートさせるための重要な挨拶。当日のスケジュール共有、業務連絡はもちろん体調不良のメンバーがいないかしっかり確認します。
AM 10:00
何よりも大切にしているのが、スタッフ同士のコミュニケーション。現場においても不備が無いか、細部まできちんと確認を取ります。
PM 12:00
本日のランチは奥様特製手作り弁当。「しっかり食べて、午後からに備えてのエネルギーチャージ
の時間です。」後輩とのたわいもない会話で盛り上がる息抜き時間です。
PM 3:00
体より大きなものを運ぶことも多い現場。数人で慎重におこないます。気が抜けない場面ですが、
時には雑談も交えて行うのが一村スタイル。「ほんの些細なことが、より良い仕事へと繋げます。」
PM 5:00
1日の仕事を終えて、帰宅の途につきます。