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Case No. 002

Info
Usa,Oita, Jun.2021

庭との一体感を楽しむ平屋

東西に伸びやかに広がる二世帯住宅。お施主様より都内からのUターンの為、戸建ての平屋を希望されており、バーベキューなど、家に親族や友人を招いて楽しみ、開放的に暮らしたいとのご要望。 また、奥様のお母さまと一緒に暮らす予定があり、程よい距離感を保て、かつ収納部分もしっかりと確保したいとのご要望があり、中庭を中心にしてゾーン分けを行っています。

Skeleton Looks

土間テラスと中庭、大開口窓のある暮らし

プランニングで工夫したことでは、まず、東西に広い敷地に、夏期の日射遮蔽と、冬季の日射取得をバランスよく行える東西に長い平屋建というゾーニングから考えました。 そのボリュームの一部を欠きこみ、玄関土間から繋がる屋根付きの中庭を設け、バーベキューなどのアクティビティが行えるようにキッチンから繋がる小窓を設けるなどの細かな配慮をしています。 また、季節毎の日照シミュレーションを行い、日射取得と日射遮蔽が最適になるように庇の奥行きや開口部の位置と窓面積を決めており、自然の力を利用し季節を通して快適に過ごせるパッシブ設計となっています。

Infill Looks

二世帯でゆったり開放的に暮らす

水回りは収納と合わせて建物中心にまとめ、個室は東西に離すことで、2世帯で生活する際のプライバシーを考慮し、玄関土間を挟むように東西2方向への上り口を設け、居住空間を分けています。また、広々としたLDKにはスタンディングデスクやヌックなど、一つの空間の中に家族それぞれの居場所を設けるご提案を行い、結果として仲の良いご家族のための住まいとなりました。パソコンでの作業ができるスタンディングデスクは造作家具。上部にはエアコン用のスペースを確保し、ルーバーの目隠しを設えることで、インテリアの調和を図っています。中庭にはトップライトを設け明るく心地よい空間に。また、キッチン側から飲食の提供やコミュニケーションがとれる開口部とカウンターを設えており、バーベキューを楽しむ際なども便利に使えます。

耐震等級
3 (許容応力度計算による)
耐風等級
2
UA値(外皮平均熱貫流率)
0.46
ηA値(冷房期の平均日射熱取得率)
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)
適合
断熱性能
6 / 7
等級6|熱損失などの著しい削減のための対策がとられている。
エネルギー消費性能
6 / 6
等級6|一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策が講じられている

耐震構法SE構法

SE構法は、柱と梁で支えるラーメン構法を可能とし「大空間・大開口」を確保することができます。ツーバイシックスの壁式工法と比較して、壁を少なくすることができ、今まで高コストの鉄骨造でしか実現できなかった広大な自由空間が実現できます。高い耐震性能を確保しながら、設計の自由度があるのが最大の特徴。ガレージハウスや、スキップフロア、大きな窓が欲しいなどのご要望にお応えできます。

耐震等級3の家

FDMでは最高の備えである「構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3」を全ての住宅に義務付けています。構造計算とは、地震や災害に対して、変形や倒壊しないかを科学的に検証する計算のことで、建築基準法の定めでは、ほとんど全ての木造住宅は構造計算を行わなくてよいことになっています。FDMは耐震性と耐久性を持つ「永く続く器」をつくるために、全ての住宅で構造計算を行っています。

許容応力度計算による構造計算とは?

耐震等級2以上を確保するには「性能表示計算」か「許容応力度計算」による構造計算が必要になります。
ではこの2つの違いとはなんでしょう。
 
耐震等級3で同じような家を設計する場合、性能表示計算と許容応力度計算では、詳細な作業を必要とする許容応力度計算の方がたくさんの耐力壁を必要とする計算結果が出ます。

性能表示計算で建てた耐震等級3が、許容応力度計算と同じ量の耐力壁を必要としているなら問題は無いと言えます。
しかし実際は、耐力壁一つだけを見ても、許容応力度計算よりも、常に少なくなるのが性能表示計算の現状です。

つまり、同じ耐震等級3であっても、性能表示計算で建てた家よりも許容応力度計算を行った家の方が地震に強いのです。

断熱等性能等級とは?

断熱等性能等級とは、建物や住宅の断熱性能を評価する基準のことです。等級が高いほど、外気の温度変化や風の影響を受けにくくなり、室内の快適さを維持しやすくなります。また、高い等級の建物はエネルギー効率も良くなり、暖房や冷房の使用量を減らすことができます。

断熱等級は、無断熱の等級1~最高ランクの等級7まで、UA値によって7段階に分類されます。そのうち等級5~7は、2022年に「上位等級」として創設されました。

断熱等級が高い住まいは消費電力が少ないため、国は地球温暖化対策の取り組みとして2025年までにすべての新築戸建て住宅において断熱等級4以上を義務化することを目指しています。

一次エネルギー消費量とは?

一次エネルギー消費量の性能とは、建物や住宅が使用するエネルギーの量を評価する指標です。一次エネルギーは自然から取り出したエネルギーであり、例えば石炭や石油、天然ガスなどが含まれます。一次エネルギー消費量の性能が低いほど、建物がエネルギーを効率的に使用していることを示します。つまり、同じ快適さや機能を提供するために必要なエネルギー量が少なくなるのです。建物や住宅が低い一次エネルギー消費量の性能を持つと、環境への負荷を軽減できるだけでなく、エネルギー費用も節約できます。一次エネルギー消費量の性能評価は、持続可能な建築やエネルギー効率の向上に貢献します。

所在地
大分県別府市
家族構成
非公開
種別
新築・戸建住宅