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Tsukahara,Yufu, Dec.2020

庭とのつながりを楽しむ平屋

正面に雄大な由布岳を望む自然豊かな環境に位置しており、庭とつながるという「陽の家」の商品コンセプトを最大限生かすことのできるロケーション。家族3名の住まいを想定し、間仕切り戸によって将来のライフスタイルの変化にも対応できる可変性を持たせた提案を加えました。

Skeleton Looks

自然の風合いと質感。


国産の杉材を使用した木製サイディングは、木材ならではの温かみが感じられ、その経年変化を楽しむことができます。また、オプションで継ぎ目のないオリジナル塗り壁調仕上げもホワイトとグレーの 2 色からお選びいただけます。どちらの外壁にしても、足場がいらない平屋なら、ご自身で定期的にメンテナンスすることができます。

Infill Looks

外形がそのまま室内に

ゆったりと確保した「陽の家」のリビングは、屋根の外形がそのまま現れた勾配天井となっており、開放的な空間を演出しています。南側サッシは障子を引き込める全開口タイプで、室内とウッドデッキの間は段差がなく、スムーズに行き来が出来ます。

Blueprint

耐震等級
3 (許容応力度計算による)
耐風等級
2
UA値(外皮平均熱貫流率)
0.37
ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)
1.1
ηAH値(暖房期の平均日射熱取得率)
1.1
C値(相当隙間面積)
0.8
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)
適合
断熱性能
6 / 7
等級6|熱損失などの著しい削減のための対策がとられている。
エネルギー消費性能
6 / 6
等級6|一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策が講じられている

耐震構法SE構法

無印良品の家で使われている「SE構法」は、体育館や教育施設、大型店舗といった大規模な木造建築物の技術を住宅に応用するために開発された技術です。

耐震実験で検証
大地震でも倒壊ゼロの家

無印良品の家では最高の備えである「構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3」を全ての住宅に義務付けています。構造計算とは、地震や災害に対して、変形や倒壊しないかを科学的に検証する計算のことで、建築基準法の定めでは、ほとんど全ての木造住宅は構造計算を行わなくてよいことになっています。無印良品の家は耐震性と耐久性を持つ「永く続く器」をつくるために、全ての住宅で構造計算を行っています。

許容応力度計算による構造計算とは?

耐震等級2以上を確保するには「性能表示計算」か「許容応力度計算」による構造計算が必要になります。
ではこの2つの違いとはなんでしょう。
 
耐震等級3で同じような家を設計する場合、性能表示計算と許容応力度計算では、詳細な作業を必要とする許容応力度計算の方がたくさんの耐力壁を必要とする計算結果が出ます。

性能表示計算で建てた耐震等級3が、許容応力度計算と同じ量の耐力壁を必要としているなら問題は無いと言えます。
しかし実際は、耐力壁一つだけを見ても、許容応力度計算よりも、常に少なくなるのが性能表示計算の現状です。

つまり、同じ耐震等級3であっても、性能表示計算で建てた家よりも許容応力度計算を行った家の方が地震に強いのです。

国内トップクラスの断熱性能

断熱性能等級6※、一次エネルギー消費量等級6(最高ランク)に対応。ダブル断熱や断熱サッシで、広い一室空間であっても室温を一定に保ちます。

「無印良品の家」では、外断熱に加えて、柱の内側に断熱材を充填する内断熱を行う「ダブル断熱工法」を標準採用。これにより家の隅々まで、同じ快適温度を実現します。

※断熱等性能等級は当社の2021年平均値より算出しています。お選びいただく商品や間取り、お客様の建築地によって異なります。

断熱等性能等級とは?

断熱等性能等級とは、建物や住宅の断熱性能を評価する基準のことです。等級が高いほど、外気の温度変化や風の影響を受けにくくなり、室内の快適さを維持しやすくなります。また、高い等級の建物はエネルギー効率も良くなり、暖房や冷房の使用量を減らすことができます。

断熱等級は、無断熱の等級1~最高ランクの等級7まで、UA値によって7段階に分類されます。そのうち等級5~7は、2022年に「上位等級」として創設されました。

断熱等級が高い住まいは消費電力が少ないため、国は地球温暖化対策の取り組みとして2025年までにすべての新築戸建て住宅において断熱等級4以上を義務化することを目指しています。

一次エネルギー消費量とは?

一次エネルギー消費量の性能とは、建物や住宅が使用するエネルギーの量を評価する指標です。一次エネルギーは自然から取り出したエネルギーであり、例えば石炭や石油、天然ガスなどが含まれます。一次エネルギー消費量の性能が低いほど、建物がエネルギーを効率的に使用していることを示します。つまり、同じ快適さや機能を提供するために必要なエネルギー量が少なくなるのです。建物や住宅が低い一次エネルギー消費量の性能を持つと、環境への負荷を軽減できるだけでなく、エネルギー費用も節約できます。一次エネルギー消費量の性能評価は、持続可能な建築やエネルギー効率の向上に貢献します。

陽の家
間口7.5間×奥行4.75間 (13.65m×8.645m)
本体工事価格
2,529万円 (税抜2,299万円)
延床面積
97.3m²(29.43坪)
建築面積
118.00m²(35.69坪)
工事面積
118.00m²(35.69坪)
外皮平均熱貫流率 (UA値)
0.37W/m²K
冷房期の平均日射熱 取得率(ηAC値)
1.1
暖房期の平均日射熱 取得率(ηAH値)
1.1
相当隙間面積(C値) (UA値)
0.8cm²/m²

無印良品の家 陽の家

室内の営みを外に持ち出してみる。デッキと室内の床の段差を無くし、開口部を全開できる仕様にした結果、庭と居住スペースが地続きにつながっています。どこから外なのか、どこまで室内なのか、その境界は曖昧です。室内からデッキ、更に外へと、グラデーショナルに空間が連続し、室内で行われていた営みが外へにじみ出していきます。休日の昼は庭にテーブルを出して友人たちと食事会を催したり、夕方に掘りの焚き火を囲みながら、いつもより深い話に花を咲かせたり。本来室内で行われる営みを屋外に持ち出してみることは、新しい庭との付き合い方と言えるのではないでしょうか。