Fundamentals of
Housing
Hotel
Restaurant
Building
Our Life
We are

ACH

Case No. 004

Info
Minamiku,Fukuoka-city,Fukuoka, Oct.2019

新しいオフィスの姿


都市部での限られた敷地を有効活用した木造3階建オフィス。
快適に過ごせて環境に優しく、自然エネルギーを上手く取り入れたパッシブデザインにより自然エネルギーを利用し、事務所のコストを削減できるエコでサスティナブルな新しいオフィスです。
1階はビルトインガレージを含め駐車場スペースを3台分設け、2階・3階は事務所として利用。
土地単価の高い都市部でも、高度利用が可能です。

住宅先進国のドイツの木質断熱材エコボードを使い、高い断熱性を実現しました。
将来の事も考え、解体した時の断熱材や構造材の産廃コストや環境サイクルへも配慮しています。

大開口の窓にはリモコン操作の外付けブラインドを採用しており、窓の内側につけるブラインドよりも大幅に日射を遮る事ができます。

四季を通じて室内にまんべんなく自然光が入る工夫を行うことで、日中は照明設備に頼ることなく過ごすことが可能な明るい室内環境を実現。

そして冷暖房設備、照明器具に頼りすぎずに快適に仕事ができるオフィスです。

Skeleton Looks

木造3階建オフィス+ビルトインガレージ

大開口窓は眺望性と採光性、高い断熱性能、意匠性も備えています。耐震壁量の必要な3階建においても、大きな窓や開口を確保できます。

ビルトインガレージは都市部での限られた敷地を有効活用できる実用的な空間。大きなスパンを飛ばせるSE構法ならではの空間提案です。

Skeleton Looks

持続可能性のある建材利用

階段ホールにはガラスとセメント素材のリサイクル内壁材、曲面に使える木質材を採用しています。
木質材が壁から天井、また壁へと続いていく意匠となっています。

Infill Looks

パッシブデザインと高断熱仕様で快適な室内環境を実現

夏の強い日差しを遮り涼しい空間をつくり、部屋に取り入れる光の量を調整できる外付けブラインド。日本古来の「よしず」「すだれ」にも共通する、太陽光を外で遮る合理的な日除けのしくみです。私たちにとって最も身近でクリーンなエネルギー太陽光と上手く付き合うことで四季を通じて快適な室内環境を実現します。

Infill Looks

木の現し(あらわし)

オフィスと言うと鉄骨やRC造など冷たい印象がありますが、木造ですと梁をあらわしとした木の温もりとあたたかさをもつオフィスデザインができます。

FDM Architects

建築がそこに現れる時、新しい風景が生まれます。Architectsプロジェクトでは、FDMの建築家とつくる普遍性のあるデザインの中、一邸一邸ごとに光と風を計画し、情緒と愛着、そして耐震性や環境性能といった要素が両立する長く愛せる資産価値の高い建築を実現します。

耐震等級
3 (最高ランク:許容応力度計算による)
耐風等級
2 (最高ランク)
温熱等級
4 (最高ランク)
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)
適合
断熱性能
5 / 7
等級5|ZEH水準 ※断熱性能等級は当社の2021年平均値より算出しています。
エネルギー消費性能
6 / 6
等級6|一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策が講じられている

耐震構法SE構法

SE構法は、柱と梁で支えるラーメン構法を可能とし「大空間・大開口」を確保することができます。ツーバイシックスの壁式工法と比較して、壁を少なくすることができ、今まで高コストの鉄骨造でしか実現できなかった広大な自由空間が実現できます。高い耐震性能を確保しながら、設計の自由度があるのが最大の特徴。ガレージハウスや、スキップフロア、大きな窓が欲しいなどのご要望にお応えできます。

耐震等級3の家

FDMでは最高の備えである「構造計算(許容応力度計算)による耐震等級3」を全ての住宅に義務付けています。構造計算とは、地震や災害に対して、変形や倒壊しないかを科学的に検証する計算のことで、建築基準法の定めでは、ほとんど全ての木造住宅は構造計算を行わなくてよいことになっています。FDMは耐震性と耐久性を持つ「永く続く器」をつくるために、全ての住宅で構造計算を行っています。

許容応力度計算による構造計算とは?

耐震等級2以上を確保するには「性能表示計算」か「許容応力度計算」による構造計算が必要になります。
ではこの2つの違いとはなんでしょう。
 
耐震等級3で同じような家を設計する場合、性能表示計算と許容応力度計算では、詳細な作業を必要とする許容応力度計算の方がたくさんの耐力壁を必要とする計算結果が出ます。

性能表示計算で建てた耐震等級3が、許容応力度計算と同じ量の耐力壁を必要としているなら問題は無いと言えます。
しかし実際は、耐力壁一つだけを見ても、許容応力度計算よりも、常に少なくなるのが性能表示計算の現状です。

つまり、同じ耐震等級3であっても、性能表示計算で建てた家よりも許容応力度計算を行った家の方が地震に強いのです。

断熱等性能等級とは?

断熱等性能等級とは、建物や住宅の断熱性能を評価する基準のことです。等級が高いほど、外気の温度変化や風の影響を受けにくくなり、室内の快適さを維持しやすくなります。また、高い等級の建物はエネルギー効率も良くなり、暖房や冷房の使用量を減らすことができます。

断熱等級は、無断熱の等級1~最高ランクの等級7まで、UA値によって7段階に分類されます。そのうち等級5~7は、2022年に「上位等級」として創設されました。

断熱等級が高い住まいは消費電力が少ないため、国は地球温暖化対策の取り組みとして2025年までにすべての新築戸建て住宅において断熱等級4以上を義務化することを目指しています。

一次エネルギー消費量とは?

一次エネルギー消費量の性能とは、建物や住宅が使用するエネルギーの量を評価する指標です。一次エネルギーは自然から取り出したエネルギーであり、例えば石炭や石油、天然ガスなどが含まれます。一次エネルギー消費量の性能が低いほど、建物がエネルギーを効率的に使用していることを示します。つまり、同じ快適さや機能を提供するために必要なエネルギー量が少なくなるのです。建物や住宅が低い一次エネルギー消費量の性能を持つと、環境への負荷を軽減できるだけでなく、エネルギー費用も節約できます。一次エネルギー消費量の性能評価は、持続可能な建築やエネルギー効率の向上に貢献します。

所在地
福岡県福岡市南区
工法・構法
耐震構法SE構法
規模
3階建(1階ガレージ)
延床面積
119.04㎡(36.1坪)
竣工日
2019年10月
耐震等級
3(最高等級)
耐風等級
2(最高等級)
温熱等級
4(最高等級)
温熱地域区分
7区域
年間日射料地域区分
A4区分
換気
ダクトレス全熱交換型第一種換気システム
給湯
電気ヒートポンプ給湯器