FDM Eco

For Descendants

Concept

木は、地球にふりそそぐ光と雨により、再生循環する唯一の資源。化学系ではない、再生循環する資源である天然木をまとう木の家をつくること、そして木の家に住むことは、後世に美しい環境を手渡すことに繋がります。環境先進国であるドイツの住環境への環境意識を手本に、住まう時の安全性と未来での廃棄時の安全性を考慮した脱プラ・脱化学材の家づくりに取り組むこのプロジェクトは、私たちFDMのプロジェクトの中で最も高い環境性能と世界基準の温熱性能を合わせ持つ仕様となっています。

循環型の断熱材を使用した呼吸をする家。

ドイツ製GUTEX社の木質断熱材を使用したプロジェクト。ドイツには結露に関して法律の規定があり、家の外壁には水蒸気の移動を妨げる材料の使用を制限することなどが定められています。このような厳しい基準によってつくられたドイツの住宅は、空気は遮断するけれども水蒸気の移動は妨げない、すなわち「呼吸をする家」を実現しています。家の外皮は、人間にとっては第三の皮膚。蒸れない素材で、室内を快適で健康な状態に保つ家は、暖かい室温を保ちながら結露を防ぎ、室内を快適で健康な状態に保ってくれるのです。

使うもの、使わないものを決める

通常、家を作るときは外装は何にしようか、内装は何にしようか、と外装と内装を分けて考えます。FDM Ecoでは外と中の使用建材で使うもの、使わないものが明確になっています。それはメンテナンス性、快適性や質感、そして透湿性の3つの基準で決められます。

高いメンテナンス性能

『100年続く住宅を目指すのであれば、メンテナンスができることが重要。100年もの間メンテナンスが不必要な製品など、この世の中にはありません。家の中も、家の外も美しくメンテナンスや塗り替えが出来れば、いつまでも美しい住まいは受け継がれていきます。この本物のエコロジー精神もドイツの建築家に学んだ哲学です。

Skeleton Looks

透湿塗壁を標準仕様化したエクステリア

断熱材自身に塗装を施し、高いメンテナンス性能、クラックの入らない美しい塗壁が標準化されています。それ以外にも木の外壁をを標準仕様化し、できた瞬間の美しさだけではなく、経年の美しさを味わうことができるスケルトンとなっています。Ecoプロジェクトでは構造躯体には木造のSE構法、ツーバイフォー工法を採用しています。