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Hotel Negura

このホテルには何もありません

Concept

塒(ねぐら)プロジェクトは、宿泊に特化したホテルブランドを作るプロジェクト。塒とは鳥が寝る所。また一般に寝る場所といった意味があります。私たちFDMの住宅事業での知見と、地域の中に点在するその地域の個性を活かし、地域の事業者とのコラボレーションを通してソフトとハードが両立したホテルを企画しています。

街を敷地と見立てる

旅行者の多くは温泉やお食事を滞在する宿で楽しみます。でも、「塒」には温泉も、レストランもありません。そのヒントは近年イタリアで進む、ある「宿の考え方」にありました。イタリアでは、街全体をホテルの敷地と見立てて一連の体験を楽しむ、アルベルゴ・ディフーゾの考え方が大きく広がってきています。旅のメインが1つの宿で完結するのではなく、街に溢れる歴史や文化に積極的に触れることで、更に魅力的な体験となることに、多くの人が気づき始めていると言えます。

地域の魅力と調和する

塒(ねぐら)プロジェクトの別府ホテル塒は、温泉街として知られる別府市鉄輪地区に位置します。別府市には個性的かつ歴史的な立ち寄り湯が数多く存在し、88箇所の湯を巡る「別府八湯温泉道」に全国・世界から参画者が募ります。また、別府のご当地グルメはもちろんのこと、近年レベルの高い特色のあるレストランも増えてきており、歴史を感じ、温泉に癒され、至福を味わう、そんな体験型の街、別府に塒はあります。その時、滞在施設に求められる要素とは何なのでしょうか。地域の魅力を発信し、宿泊者が自由にゆったりと過ごせる宿。地域の情報発信とそしてデザインを大切に、簡素でありながらも居心地の良い空間にこだわりました。

Case

FDMによる企画・設計・施工の事例

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